このはな産婦人科では、山梨大学医学部附属病院産婦人科との全面的な協力のもと、産科セミオープンシステムを採用。妊娠32週までの妊婦健診を行っております(分娩は扱っておりません)。

妊娠から出産・産後まで

妊娠中

当院にて妊娠診断を受けた方は、山梨大学医学部附属病院での分娩となります。

妊婦の状況を両院で共有することで、緊急時も適切な対応ができるよう医療体制を整えておきます。

※妊娠中、何回か山梨大学医学部附属病院で妊婦健診を受けていただきます。

出産時
山梨大学医学部附属病院での出産となります。
産後
産後の一ヶ月検診については、母子ともに山梨大学医学部附属病院で受診していただきます。
また、安心して子育て出来る環境づくりを目指す甲斐市版ネウボラ推進プロジェクトの一環として、産後四ヶ月まで、産後のお母さまとお子さまに包括的なサポートをさせていただきます。

ネウボラとは、手厚い福祉の国として知られるフィンランドの子育て支援制度のこと。

妊娠がわかった時、日本ではまず病院に足を運びますが、フィンランドではネウボラに相談します。そこでは「ネウボラおばさん」と呼ばれる保健婦が、妊娠から出産、子育てまで、家族の成長を一貫して見守り、切れ目ない支援を提供しています。

ネウボラで受けられるアドバイスやサービスは、基本的には全て無料。経済力や親の職業に左右されず、全ての家庭とその子ども達が健康で明るい毎日を過ごすために、妊娠から育児に関する全てを一括でサポートできるワンストップサービス、それがネウボラです。

産科セミオープンシステムについて

産科セミオープンシステムとは、昨今の産科医不足・分娩施設の減少という問題の解決するため、

地域によって支援される新しい周産期システムです。妊婦さんにとっても妊婦健診は近場で手短に受診でき、

分娩時は高度な医療設備を持つ総合病院で出産できるという大きなメリットがあります。

メリット

  • ・自宅や職場に近い医院で、妊娠32週まで妊婦健診を受けていただくことができます。
  • ・大きな病院での妊婦健診より、比較的待ち時間が少なくてすみます。
  • ・緊急の診療が必要な場合は、分娩施設で受診していただけます。
  • ・複数のかかりつけ医に診断を仰げることで、大きな安心感を得ることができます。
  • ・分娩時に起こりうる「万が一」の事態に、万全の医療体制で対応することができます。

デメリット

  • ・妊婦健診で慣れ親しんだ医師が分娩に立ち会わないこと、妊娠途中で転院することに、人によっては不安を感じる場合があります。

産科セミオープンシステムを正しくご理解のうえ、便利に、安全にご利用いただきたいと思います。

わからないこと、不安なことがありましたら、どうぞお気軽に当院の医師にお尋ねください。

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